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サッと簡単に作れるキノコを使った菌活レシピ

“菌”が含まれる食材 発酵食品の種類

近年、健康や美容意識の高い人たちを中心に広がっている「菌活(きんかつ)」という言葉を知っていますか? 

これは日々の生活の中にカラダ良いはたらきをする“菌”を積極的に取り入れようという活動です。

そのことによってダイエット効果や美肌作り、免疫力アップや便秘解消効果など、美容にも健康にも嬉しい効果が得られるそうです。今回は、そんな「菌活」に役立つ簡単レシピをご紹介しましょう。


“菌”が含まれる食材とは?

“菌”が含まれる食材

“菌”、と聞くとあまりいいイメージがないかもしれませんが、私たちの身近なところには菌類のチカラで作り出された食品がたくさんあります。例えば、「麹(こうじ)菌」によって作り出される日本酒や甘酒、味噌に醤油、「乳酸菌」が豊富に含まれるヨーグルトやチーズ、漬け物やキムチ、「納豆菌」で作られる納豆、「酢酸菌」で作られる酢など、毎日食べる食品の中に“菌”がたくさん含まれています。

そんな中でも唯一「菌そのものを食べる」のが“キノコ”です。実は、「菌」という漢字は“キン”と読むだけでなく、訓読みでは“キノコ”と読みます。つまり、キノコを食べるのは菌をそのまま食べるのと同じことになるのです。

しかもキノコは天候不順などで野菜が高騰しても、オールシーズン安定して手に入れることができるのも家計には嬉しいところです。積極的にキノコを食べていきたいですね!


キノコを使ったおすすめレシピ

キノコ料理のポイント

  1. キノコは水で洗うと栄養成分が失われやすくなります。汚れが気になるところはキッチンペーパーで拭い取る程度にしましょう。シイタケなど根元のかたい石づきの部分は切り落とします。
  2. キノコを保存する時はパックのままでは傷みやすいので、パックから出して新聞紙などで包みそれをポリ袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
  3. キノコを調理するときには加熱時間に注意! 手早くサッと加熱しましょう。


キノコとベーコンの和風パスタ

キノコの和風パスタ

材料 2人分

スパゲティ・・・180g
ベーコン・・・2枚
シイタケ・・・4枚
シメジ・・・1パック
エノキ・・・1袋
(キノコはお好みで変更O.K!)
ニンニク・・・1かけ
オリーブオイル・・・大さじ1
醤油・・・大さじ2
大葉・・・4枚

作り方

  1. 大きめの鍋にお湯を沸かして塩を入れ(分量外)、表記通りにスパゲティをゆでます。
  2. キノコ類は石づきを取ってスライス、またはほぐしておきます。ベーコンは5mmに切り、ニンニクは皮をむいて薄くスライス、大葉は細切りにします。
  3. フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ香りが出るまで炒め、そこにベーコン、キノコ類を加えてしんなりするまで炒めます。
  4. ゆで上がったパスタの水気をきってフライパンに加え、醤油を加えて味付けします。(この時、パスタのゆで汁を少し加えるとなじみやすくなりますよ)
  5. 器に盛り付け、細切りにした大葉を飾って出来上がりです。


キノコのバルサミコマリネ

キノコいろいろ

材料

マッシュルーム・・・1パック
シメジ・・・1パック
エリンギ・・・1パック
マイタケ・・・1パック
(お好みのキノコを使ってください)

ニンニク・・・1かけ
オリーブオイル・・・大さじ2
白ワイン・・・大さじ3 (日本酒でもO.K!)
塩・コショウ 少々

合わせ調味料

★バルサミコ酢・・・大さじ3
★オリーブオイル・・・大さじ1
★醤油・・・大さじ1.5
★ハチミツ・・・小さじ2 (砂糖でも可)

作り方

  1. キノコはそれぞれ石づきを取り、食べやすい大きさにスライス、またはほぐしておきます。ニンニクは皮をむいて薄くスライスします。
  2. フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを加えて弱火で香りを出します。
  3. 香りが出てきたら1のキノコ類を加えてサッと炒めます。
  4. そこに白ワイン(酒)を加えてしんなりしてきたら塩・コショウで下味をつけます。
  5. 最後に合わせておいた★の調味料を加えて混ぜ合わせたら完成です。


マッシュルームのアヒージョ

マッシュルームのアヒージョ

材料

マッシュルーム・・・10~15個
(エリンギやシメジなど、お好みのキノコでもO.K!)
ニンニク・・・4かけ
赤唐辛子・・・1本
オリーブオイル・・・1/2カップ
塩・コショウ・・・適量

作り方

  1. マッシュルームは石づきをとって半分に切り、ニンニクは皮をむいてみじん切りにします。
  2. 小鍋にオリーブオイル、ニンニク、赤唐辛子(半分に切って種を取っておく)を入れて加熱します。
  3. ニンニクからプツプツと泡が出て香りが出始めたらマッシュルームを加えます。
  4. マッシュルーム全体にオイルがまわるように混ぜながらゆっくりと加熱します。全体にしんなりして柔らかくなってきたら塩・コショウをして完成です。 ※ バゲットと一緒に食べるのがおすすめ!


キノコの生食について

キノコ、生食、サラダ

ところで、海外、特に欧米諸国に行くとマッシュルームが生で出てくることがあります。西洋マッシュルームが薄切りやみじん切りになって、生サラダの上にトッピングされているのを見たことがある人もいるでしょう。

日本人にとっては、キノコは加熱して食べるものというイメージがありますので、少しびっくりしてしまいますよね。

このように西洋マッシュルームを生食するのは、最近の欧米ではよく見かける光景です。ただし、一般的には食用のキノコでも生食は中毒を起こしたり消化不良を起こしやすく、特にエノキタケは生のまま食べると人体に悪影響を及ぼす物質が含まれているそうです。

そんな中で西洋マッシュルームは唯一生でも食べられるキノコのようです。ですので、日本でよく食されるキノコ類を生で食べるという「冒険」はしない方がいいみたいですね。


キノコで簡単!菌活を始めよう!

キノコで簡単!菌活を始めよう!

いかがでしたか? 今回は「菌活」におすすめのキノコ料理をいくつかご紹介しました。どれも簡単なレシピばかりですね! 

マリネは作り置きすることができるので、週末などにまとめて作っておくと助かりますよ。

また、キノコは味噌やチーズなど他の発酵食品と相性がいいので、キノコを普段のお味噌汁の具材にしたりキノコをチーズ焼きにしたりするだけで飽きずに手軽に菌活できます。健康にも美容にもいいキノコ、これからも積極的に食べたいですね!